趣味、生活そして少しだけ仕事の事を健忘録としてつづっています。

2013年3月15日金曜日

CKM55の断線修理


息子が買ったイヤホンが1年も経たないで片側から音が聞こえないため放置してました。少し時間が出来たので分解してみました。

オーディオテクニカ製のATH-CKM55です。HPを覗くと現在は生産完了とのことで、廃盤のようですが、定価6,000円の製品です。評判はなかなかよかったようです。
聞いてみると右側から音が出ません。いきなり音が出なくなったわけではないようなので、ケーブルのどの辺が接触不良だったか分かるか聞いてみましたが、よく覚えていないとのこと。

ケーブルをあちこち触りながら、少しでも音が出るか探ってみましたが、よく分かりません。負荷がかかるところは大概プラグの根元と思ってましたが、どうも違うようです。
どうせ捨てるのならと分解して見ます。親はすぐこんな事を考えますが、息子は興味がないようです。(残念)

まず本体にカッターを差込み分解してみました。

接着剤は強度が高いものを使っていないようで、あまり無理をせずに外れました。
半田には異常がなく、ココが断線の原因ではないようです。
ついでにプラグもカッターで削って配線まで出してみようとしましたが、ここまでで断念。


ばらしてはみたものの、断線箇所は発見できず。以下構造のメモ
プラグの配置(右がプラグのジャック側)
イヤホン側の配線(写真右がR)
構造は理解できました。
さて、せっかく分解したものの、このままでは、廃棄処分となるので使わなくなったイヤホンからケーブルだけを移植することにしました。

同じオーディオテクニカ製の品番不明のイヤホンです。
ドライバの大きさはかなり違いますが、ケーブル外形は約1.2mmで同じです。
リッツ線自体は、CKM55のほうが太いようですが、とりあえずケーブルを丸ごと交換することにしました。
ケーブルは、ケース内ではずれ止めに結んであり、かなりくせがついていましたが、かまわず交換です。半田ごてで熱してはずし、そのまんま半田付けすることで手間を省く作戦で行きます。

半田ごてを触るのは、10代の頃以来うん十年ぶりです。
30Wのこてとはんだを用意して開始しましたが、本体はプライヤーで固定できるのですが、リッツ線を固定するものが無いため、手が震えてなかなかうまくいきません。
なんらかの固定方法を考える必要がありますが、今回は何も無い為、やるだけやってみました。

結局、前に付いていたはんだをそのまま溶かして線をはんだ付けしてしまいました。
ここで仮に導通テストをしましたが、問題ないようなのでケースを接着して完了とします。


しばらくはこれを通勤で使用してみたいと思います。

今回初めて分解してみましたが、HPでケーブル交換を紹介している方が多数いらっしゃるようです。いい音が分かる耳をもっていないので、よくわかりませんが、ケーブルによって音が変わるとかいろいろと深い分野のようですね。
お金は無いのですが、出来る範囲ではまりそうな雰囲気です。
修理その2に続く。



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