趣味、生活そして少しだけ仕事の事を健忘録としてつづっています。

2015年3月21日土曜日

ATH-IM50のコネクターが折れたので改造してみた


NOBUNAGA Labs のケーブルに換えてからわずか3ヶ月で、コネクターの左側のピンが折れてしまった。

オーディオテクニカ方式の問題点は、コネクター部が損傷してしまうと、イヤホン本体とケーブルのどちらも使用不可能になることです。

どうにもならないので、ピンが無事な右側のコネクターの耐久テストをしてみた結果・・・・・

数回の抜き差しで、ピンは無事だったものの、イヤホン側のコネクター部が欠けてしまいました。

サードパーティー製を使用したので、修理もできず・・・・・・・

このコネクターを使用しているイヤホンは買うのを躊躇してしまいます。


問題はこの廃棄物と化したイヤホンをどうするか。

とりあえず分解してみましょう。


ここから写真はほとんどありません。・・・・・・・・

コネクター部は別部品となっていて、ケースを開けるとコネクターは分離します。


オーディオテクニカのHPにある構造の通り、デュアル・シンフォニックドライバーはリングダンパーにより密閉される構造となっています。
みたところゴムのようです。

前面ベント(孔)はステムの根元、ちょうど品番が印刷しているあたりにあります。

ドライバーは上図のとおり、密閉されているようなので、ダンパーより後ろは、空気の振動は関係ない空間と思われます。

IM50とIM70の違いのひとつである後ろ側のハイブリットボディは、共振を抑えるために採用しているそうですが、ここに何かつめても同様の効果があるのでしょうか。

IMシリーズのコネクターは、現在オス側のみ通販で見かけますが、メス側はありません。

こいつを鳴らすにはケーブルを直付けに改造するか、他のコネクターに付け替えるしか無さそう。


汎用性があるのは、MMCXコネクターなので元のコネクターに埋め込めるかスケッチして比較してみます。



どうも手に入れたコネクターでは樹脂のクリアランスが無くて難しそうです。

実際にリューターで削ってはめ込むことを試みましたが、あと少しでバラバラになって終了です。



仕方がないので、エポキシパテで固定。

ドライバー側のケースに固定して、その上からパテを盛り付け合体する方法です。



硬化後、改めて接着しようと分解を試みるも、パテで開きません。

コネクター側に多少隙間ができたのですが、隙間を埋める材料が無いので終了。




ケーブルは、純正が無傷で残っているのですが、死んでしまったNOBUNAGAのケーブルをMMCXコネクターキットを買って改造。



色々と失敗があったのですが、今後のために反省をいくつか、メモ


  • ケースを開けるときは辛抱強く。今回右側は簡単に開いたのですが、左側が相当接着剤が多く、無理やりあけたのでケースの接合部がガタガタに。         
  • MMCXコネクター(レセプタブル)はもう少し小さいものが後で検索していたらありました。それなら、元々の脱着コネクターに埋め込むことができたかも。
  • もとのコネクターの型を取ってから樹脂でMMCXを埋め込むことが可能かもしれない。
  • MMCXコネクターのハンダ付けは、ホット側は横着せずにピンを抜いてからハンダする必要があり。中の樹脂が熱で収縮して、樹脂ごと抜けて困った。
  • ハンダ鏝は温度調節機能のを使用しよう。
  • ケーブルの被覆剥きは慎重に。かなり失敗して分岐~イヤホン間がかなり短くなってしまった。
  • MMCXのオス、メスは製品の相性(製造誤差)により接触不良がおきそう。



とりあえず復活です。

いつまで持つやら・・・・・・・・・・・・

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